代表社員税理士インタビュー【戸崎貴之】

戸崎さんはこれまで500件以上の相続税申告を行い、1億円近い相続税の還付を実現したり、凄腕とお聞きしています。
そんな戸崎さんが相続税専門税理士になったきっかけは何なんでしょうか？

私が25歳のとき、祖父が認知症になってしまい、父親や親族が介護を行うことになったのですが、介護の苦労から、金銭的な問題や親族の関係が悪化することを目の当たりにしてきました。
そして、相続が発生したのですが、祖父が認知症になる前は全く問題のなかった親族の関係が、相続が発生した後も、ギクシャクしてしまったことが、とても悲しかったんですね。
ふと昔を思い出した時、親戚で集まることは楽しかったし、何より大好きだった祖父が原因でこんな風になってしまうのか、というのが何とも居た堪れない気持ちになりました。
このようにして、私自身が相続問題を体験したことが、相続って大変なんだな、と思うきっかけとなりました。
その後、友達の勧めで税理士の受験をして税理士になったのですが、私にとって、この相続問題を経験したことから、相続がなんか身近に感じたと言うか、税理士としても相続に役立てることが何かあるのかな？と考えたことがきっかけでした。
そして調べていくうちに、これからの日本では認知症も介護も相続も増えていく高齢化社会となっていくと分かり、だったら自分の専門知識を活かして相続問題の手助けをできたら良いな、と思ったのが相続税専門税理士を志たきっかけです。

なるほど、ご自身が相続問題をご経験され、同じ嫌な思いを少しでも助けられたらな、という想いがきっかけなんですね。
実に思いやりのある戸崎さんらしいエピソードですね。

お褒めいただきありがとうございます（笑）。

実際にこれまで10年以上、相続税専門税理士としてご活躍されていますが、どのようなところにやりがいがあるのでしょうか？

これまでいろんなご家族の相続をお手伝いしてきましたが、やはりご家族ごとに相続事情って異なるものなんですよ。
だからこそ、私は、お客様との対話を通じて、このご家族では、スピードが重要なのか、人間関係の面でとことん話し合うことが重要なのか、グレーな税務解釈に対して大きな節税が出来ることが重要なのか、を見極めるようにしています。
そうすることで、ご家族のニーズを正しく理解することができ、成果をご提供しやすいからなんです。
なので、ご家族が希望する成果をご提供でき、感謝のお言葉をいただけた時が一番嬉しいですね。
後悔のない相続ができてよかったな、と思うことができます。

なるほど、確かにご家族によってニーズは異なりそうですね。
そうやって考えると、相続税申告って、単に申告すれば良いのではなく、奥が深いですね。

そうなんですよ、相続税申告って同じように見えて、みんな同じではないんですね。

これまでの経験を活かして皆様にご提供していきたいことって何かありますか？

先ほどの続きになるのですが、本来、相続は1つとして同じ形がないと言われているように、ご家族ごとの相続の状況を理解し、将来の損失を生じさせない相続税申告をすべきです。
私は、定型的で実質を伴わない申告処理をするだけのサービスを提供するのではなく、お客様の相続税申告に責任を持ち、ご家族のお気持ちを理解し、後悔することのない、最善の相続税申告を皆様にご提供していきたいですね。

先ほどの戸崎さんがやりがいを感じる時と一緒ですね。とてもよく理解できました。

最後に、これから相続税専門税理士として、どうしていきたいなど展望はありますでしょうか？

平成27年の法改正により、相続税の大衆化が起きました。
エリアによっては、一軒家を持っているだけで申告義務が生じるということが起こっています。
このようにして相続税というのは富裕層に限った話ではなくなりましたが、相続税の計算は複雑で一般の人では非常にわかりにくいものとなっています。
そのため、皆様に相続税をもっと身近なものに感じて頂けるようにYouTubeを通じて相続に関するタメになる情報を発信し、少しでも相続に接する際に、悩みや負担を軽くできるようにしていきたいと考えています。
YouTubeがんばっていきますので、チャンネル登録お願いします（笑）

たしかに、相続税は普段生じることではないし、わかりにくいですよね。
YouTubeチャンネル、とても楽しみにしています！

なるべく分かりやすくお話ししていきたいと思っていますので、宜しくお願い致します。